CCDカメラ内蔵の脱毛機
ある人から次のようなメールをいただきました。
先日はメールありがとうございます。
私も以前は家庭用脱毛器を購入しようと考えていましたが、
色々なBBSを見ると埋没毛、火傷、効果が無い、範囲が狭いのでやるのが面倒などの評価が載っていまして、
やはりプロにお願いすべきだと思いました。
通販のニッセンに問い合わせると、過去に火傷をした人がいるとのこと。
その代わり、CCDカメラ付きでモニターをみながら出来るタイプの物を勧められました。
結局は購入しなかったのですが、この商品について討論しているHPがあったので(御存じかもしれませんが)ここに記しておきます。
http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=8787
詳しい情報が分かりましたら、メールの方宜しくお願い致します。
私も「家庭用レーザー脱毛機」を検索していて、「モアフラッシュ210」という40倍レンズを搭載したCCD(超小型カメラ)内蔵の脱毛機を見つけました。
こちら(http://www.rapha.co.jp/home/beauty/datumou1.htm)です。
テレビに写った拡大像を見ながら照射できるので狭いスポットサイズでも1本1本の毛を確実にキャッチできそうです。
すばらしいアイデアだとおもいます。
でも、毛根に確実にレーザー光線があたったからといって永久脱毛が実現できるわけではありません。
永久脱毛ができるか否かはレーザー脱毛の原理に書きましたように、波長・照射時間(パルス幅)・出力の三つが適正であるかによります。
このホームページにはそのようなデータが記載されていませんから、ぜひ知りたいところです。
ところで、この機械で永久脱毛(不再生脱毛と書かれています)ができる根拠として、ホームページは次のように書いています。
「毛は毛穴の底にある毛乳頭と中間にある皮脂腺から供給されるたんぱく質の一種、ケラチンによって生成されているのです。 フラッシュビームはこの発毛の原理に注目し、ビーム光によって毛乳頭と皮脂腺を分解し毛の再生力を弱める方式を採用しています。 周期的に使用することで,不再生脱毛が実現します。」
これは間違っています。「毛の発生工場」は皮脂腺でも毛乳頭でもありません。
毛嚢中部にある幹細胞から発生することは現代皮膚科学の常識であります。
間違った理論を根拠に造られた機械であるとしたら少し不安です。ぜひ、実際に手にとってチェックしたいものです。
皆さんの中に、この種の機械をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ、短期間お貸しください。
2001年4月18日
渋谷高橋医院 院長
高橋知之
私が考案したピアッサーを製造している
スタデックスの社長から、
「エステ器機や化粧品などのメーカーの展示会があるので来ないか」という話があって、急遽、イタリアに行ってきました。
何百という会社が出展していて世界中から客が来ていました。とても大きな展示会です。
レーザー脱毛機も、見たことのないものが5種類ありました。その中で、CCDカメラを搭載したユニークな機械がありましたので御紹介します。
ドイツの「Hairlezzz Beauty」という製品です。
このような外観です。
試射を受けているのは私の友人で、イギリスにおけるピアッサーの販売責任者です。
以前に電気脱毛やワックス脱毛に関係した仕事をしていましたので、
私の拙い説明でもレーザー脱毛の原理は容易に理解してくれました。
私も試射を受けましたが、ほぼ無痛です。無痛ですが、皮膚から顔を出している毛は気持ちよく燃えていきます。
テレビ画面がカメラと同調しないので見せられないのが残念です。
さて、機械の性能です。メーカーのホームページを御覧になれば分かりますが、波長は1064nmのヤグレーザーです。
そして最高出力は2.5 J/cm2、パルス幅は10/1000秒です。
こちらを御覧ください。
ヤグレーザーで2.5 J/cm2というのは、いくらなんでも弱すぎます。
皮膚の外にある毛を燃やすという「パフォーマンス」はできますが、絶対に永久脱毛は不可能です。
ところで、この機械の値段ですが日本円に換算して430万円くらいです。日本には、すでに、3台ほど販売したとのことです・・・・。
2001年4月24日
渋谷高橋医院 院長
高橋知之





















