SLPで照射した私(Dr高橋)のウデの経過
2001年1月24日
本日のために、わざわざ来日されたパロマー社の副社長である
Mr Brody の話の要約は次のとおりでした。
(1) 今回使用したSLPは最新型でハンドピースの照射口のスポットサイズが以前に比べて直径12ミリ(以前は10ミリ)と大型になっています。
大きくしたために適正な照射のパルス幅(レーザー1発の持続時間)は従来よりも長くなります。従来設定のまま照射したことが効かなかった原因です。
(2) SLPであっても適正な照射をすると痛みはあります。照射時に無痛であれば効果は期待できません。
痛みというのも適切に処理できているかどうかの目安になるのです。SLPの痛みは特殊です。
普通のレーザーはパルス幅が短いので皮膚の表面で「パシッ」とはじかれるような痛みですが、SLPでは奥の方から「ジワ~」とくる痛みです。
(3) SLPでは「パシッ」とはじかれるような痛みで毛根が激しく燃えますが、SLPでは奥の方から「ジワ~」とくるように必要以上に毛根を燃やしません。
従って毛根周囲のヤケドも少なくなります。従来の装置では重複照射は危険でしたが、SLPでは重複照射もでき、それによって照射漏れを防ぐことができます。
(4) SLPの最大の特徴はパルス幅が長いことです。
従来の10ミリのスポットサイズでは200~400ミリ秒で使用するのが一般的ですし、12ミリのスポットサイズでは800ミリ秒で照射することもあります。
従来のレーザー脱毛機は色白の人にしか使用できませんでしたが、
このように非常に長いパルス幅にすることによって黒人、あるいはそれに近い皮膚をもった人種にも使用できるようになったのが特徴です。
(5) パルス幅を長くした犠牲として細い毛の脱毛が難しくなりました。
細い毛はLightSheerの方が得意かもしれません。これはSLPの特徴であって、欠点ではありません。
色黒の人の太い毛に対してはLightSheerより優れていると確信しています。
太い毛は脱毛できるが細くなるとできないのは事実ですが、極端な「産毛」は無理としても、いわゆる「気になるムダ毛」なら脱毛できます。
最後の「太い毛」と「細い毛」の定義というか、想定が人によってまちまちです。学会で医者どうしが議論しても噛み合いません。
あるドクターは「何回かレーザー照射をおこなって脱毛できなかった細い毛は針脱毛が良いです」と言います。
私は「適切にレーザー照射しても残ったような細い毛は針脱毛しようにも毛穴が細くて無理だとおもいます」と言います。
そのドクターは「針脱毛には高度な技術が必要です。うちのスタッフは細い毛も針脱毛できます」と言います。
残った毛をお互いに見ながら議論しないと結論がでません。
今回のダイオード機の比較もそうですが、
「この太さなら脱毛できる、これくらい細くなるとできない」
ということが一目瞭然に判るように、説明できるように、このホームページをつくっていきたいと考えています。
Brody氏は私のウデを見て、「普通の太さです。必ず脱毛できます」とおっしゃいました。
女性の脱毛希望者で私くらいの人はごく普通です。
Brody氏と話しているうちに、標準ケースとしてSLPがどのように反応するのか毎日観察してみようとおもいつきました。
この写真は私の右ウデです。
赤線の外側(写真では下側)にそって1列だけ照射していただきました。(写真は照射前で剃毛後です)
照射の実演ムービーはこちらです。
550ミリ秒のパルス幅で出力は40ジュールです。照射漏れがないように2回重複照射しました。
2001年2月2日
本日の写真です。
赤線の外側(写真では下側)に1列だけSLPで照射したのですが、現時点では照射部・非照射部ともに生えていません。
ヤケドなどのトラブルは起きませんでした。
2001年2月9日
本日の写真です。
照射部も非照射部も生えていません。(年をとって毛の成長も衰えてきたようです・・・)
2001年2月16日
本日の写真です。
照射部も非照射部も、どちらも生えているところと生えていないところがあって、この段階では判断できません。
2001年2月24日
照射後31日目です。 赤線に沿って、下方、幅1cmを二度にわたって照射しましたが、現時点では、赤線の上下で差を認めません。効いているのでしょうか?















