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渋谷高橋医院 > 渋谷高橋医院 料金表 > ハイドロキノン軟膏を用いた皮膚の治療
ハイドロキノンとは、1,4-ベンゼンジオールと呼ばれる白色の結晶で、水やアルコールに溶ける物質です。
図にあるように、パラハイドロキシベンゼンの形をとっており、高校の化学の教科書にも出てくる簡単な構造をしています。
皮膚に局所的に用いると、チロシンから3,4-ジハイドロキシフェニルアラニン(ドーパ)を合成する酸化酵素の抑制および、 メラニン細胞からの代謝抑制を行ない皮膚の脱色素を可逆的に行なうことができます。
つまり、一言で言うと「シミの原因であるメラニンを作らせなくする肌の漂白剤」だということが言えます。
市販の美白製品では、アルブチン、コウジ酸、各種植物エキスなどを配合したものが数多く販売されていますが、
効果はハイドロキノンの100分の1程度であるといわれ、実質効果はほとんど期待できないのが現状です。
現在日本では厚生労働省による安全性などの検証の結果、一般化粧品に配合することが認可されていますが、
多少刺激性などもあるためアメリカではFDAの指導により医師の処方がないと使えないようにしようというような
動きが出てきています。
日本ではまだ市販のものが手に入りますが、配合濃度が低く設定されており、値段も10,000円前後という、
医院からの処方と比べてかなり高価なものになっております。
ひとつここで注意をしなければいけないのは、薬事法での医薬部外品での美白剤の定義に 「紫外線による色素斑形成の予防」と 明記されてるように、ハイドロキノンを含むいわゆる「美白剤」というものは「今あるシミを消す」のではなく、 「今後新たにシミをつくらなくする」薬であるということです。
つまりポイントは、P-フェイシャルなどの 光美顔術や、 トレチノイン軟膏などは 表皮に溜まったシミ、すなわちメラニンを取り除く効果があるけれども、「美白剤」はそれとは別に 新たにシミを作らせなくすることで、肌の美白を維持していく範疇の物であるという点です。
当院では、ハイドロキノン軟膏を 4種類用意しています。濃度が5%、10%と2種類あり、更にそれぞれに乳酸が入っているものと入っていないものがございます。 医師の診察の下、症状に合わせて使い分けが必要なのですが、少し乳酸の説明をします。
乳酸とはグリコール酸による ケミカルピーリングに用いる、果物にふくまれる弱い酸であるAHA(フルーツ酸)の一種で、 角質をマイルドに剥がすピーリング効果 があります。これをハイ ドロキノン軟膏に配合することで、とくにニキビ痕の凹凸の酷い症例に対して角質のキメを整え 肌の状態をつるつるの状態近づける目的で配合します。 不幸にも乳酸にかぶれてしまう方には、乳酸の配合されていない軟膏を用いますが、もともとトレチ ノインにはピーリング作用がありますので乳酸を配合しな くてもさほど支障はありません。
ハイドロキノンは適切な濃度のものを適切な期間使うことによって、シミが出てくるのを防いでくれます。
塗布を止めると3日でメラニン細胞がメラニンを造りはじめるという学会報告もあります。
しかしアメリカのFDAがこのハイドロキノンを一般薬局から医師の管理下に置こうとしている流れや、
お肌への刺激性を考えても自己判断で何年も使うものではなく、トレチノイン療法の期間中のみ
医師の指導のもとに使用し、治療が終ったらより安全性の高い
フラーレン
配合のローションなどでえられた美白を維持するようにしましょう。
P-フェイシャル、 P-リボーンなどの 光美顔術や トレチノイン軟膏で 透き通るような肌を手に入れても油断せず、昼間はしっかりとUV対策をし、 自宅ではビタミンC誘導体ローション、 フラーレンローションをもちいて 肌を維持していくのが大切だと考えます。
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