よくある質問 : 脱毛(施術時の痛みについて)
Q1. 本当に痛くないのですか?
A1. 感じ方には個人差がありますから、痛いという人もいます。
太い毛が密集しているとレーザーは強く反応しますから男性のヒゲ・がいちばん痛いです。
以前は、痛がりの人は氷で冷やしながら行なっていましたが、
P-NAIN2の冷却装置は氷よりも冷たいので、
今は痛みの心配はいりません。
また、2回目・3回目と回をかさねるごとに毛は細くてまばらになってきますから痛みも少なくなってきます。
Q2. ほかの病院を見ていると、脱毛中に冷却ジェルを出したり、冷たい空気を当てたりしていますが、
高橋医院さんはそういう処置をしないということでしたが、痛みは大丈夫なのでしょうか。
A2. ロングパルスアレキサンドライトレーザーの場合は冷却ジェルを使います。
照射のたび毎に冷たい空気(実際は空気ではなく代替フロンガスです)がでるというアレキサンドライト機は当院では使用しておりません。
なぜなら、その機械はレーザー1発の持続時間が100分の3秒しかなく、
「永久脱毛が可能な3条件」
を満たしていないからです。
当院で使用しているダイオードレーザーの場合は機械そのものに冷却装置が組み込まれていますからジェルそのものを冷却しておく必要はありません。 粘度の高いジェルを塗ることにより照射口が皮膚から離れて起きる火傷(ヤケド)を防ぐのが目的です。 アイスパックvs冷却ジェル の説明を御覧ください。
Q3. 先日ワキのテスト照射をした者です。 16・17Jで行ない皮膚トラブルは無かったもののかなり
痛みがあって不安を感じています。 回数を重ねることによって出力を上げていくようですが
痛みは変化するのでしょうか?
A3. 毛の無いところと毛が密集しているところにテストしたとおもいます。
密集しているところが痛かったのであって、毛の無いところでは痛みはほとんど無かったはずです。
回数を重ねるごとに毛量は少なくなり、かつ、細くなります。
最後には無くなります。
したがって最初が一番痛くて、最期に数本残った仕上げ段階となる6~7回目には痛みはほとんどありません。
Q4. 照射するごとに確実に毛は減っています。毎回、少しづつ出力があがっているのですが痛いので
同じにしてもらえませんか。永久脱毛でなくてもかまいません。何回でも通院しますから弱く
照射してください。
A4. レーザー照射時の痛みには、皮膚に散在するメラニン顆粒にエネルギーが集まって発生する痛みと、
毛根が燃焼するときに発生する痛みの2種類があります。
冷却装置のない脱毛機では皮膚に散在するメラニン顆粒にエネルギーが集まって発生する痛みは相当なものです。
痛みはレーザー出力に相関して20ジュールが限界(詳しくは
アイスパックvs冷却ジェル
)ですが、冷却装置のついたコヒレント社のダイオード機では痛みはありません。
毛の無い皮膚に照射した場合には60ジュールであっても無痛です。
一方、毛根が燃焼するときに発生する痛みは出力にではなく、毛の量や太さと相関します。
ある毛が15ジュールで完全燃焼した場合の痛みと、同じ毛が20ジュールで完全燃焼した場合の痛みは同じなのです。
細い毛を処理するには太い毛を処理するときよりも高い出力が必要です。
したがって、1回目の脱毛効果が良くて毛の量が減り、細くなっているのであれば、
2回目は1回目よりも出力をあげなければ効果的に脱毛できないことになります。
2回目の照射の際に毛の量や太さが1回目の時と同じであるのならば、
1回目の脱毛効果は無かったことになりますから出力をあげなくてはなりません。
毛根が燃焼するときに発生する痛みは適切な処理がなされた際には発生する正常な反応ですから我慢してもらうしかありません。
どうしても我慢できないのであれば出力をさげるのではなくアイスパックで冷やしてから照射します。
私たちは永久に無毛状態が続く状況をつくることに対して上限12万円という料金設定をしています。
10回かかろうとも15回かかろうとも追加料金はいただいておりません。
しかし、これは何回かかろうとも、いつかは終了するであろうというのが前提です。
一時的脱毛状態で満足であるから100回でも200回でも、何回でも照射して欲しいというのは約束がちがいます。 お受けできません。
Q5. 私は相当な痛がり屋さんです。 足などだと長時間我慢できそうもありませんし、ビキニライン
(陰部)の粘膜に近いところはもっと痛そうです。 麻酔をしていただけないでしょうか?
A5. 基本的に、私はレーザー脱毛では麻酔するべきではないと考えています。
得られるメリットより危険のほうが大きいからです。
レーザー照射の痛みには2種類あります。
レーザー脱毛では皮膚に埋もれている毛根を爆発的に燃やして毛根を包んでいる毛嚢を焼いて発毛の源である幹細胞を破壊するのですが、
その爆発的燃焼に伴う痛みがひとつです。
これは、言わば正常の痛みです。
皮膚の色素沈着が高度であると、照射されたレーザーエネルギーは毛根だけでなく、
皮膚に散在するメラニン顆粒にも集まります。
集まりすぎるとメラニン顆粒も燃えて皮膚の火傷(ヤケド)が起きてしまうわけですが、
この皮膚の火傷(ヤケド)に伴う痛みが、もうひとつの痛みです。
足やウデなどの広範囲の部位では、もともとビキニやワキに比べて、毛は細くまばらですから毛根が燃えて発生する正常の痛みはそれほど強くありません。
強力な接触式冷却装置がついたコヒレント社のダイオード機であれば十分我慢できる傷みなのです。
皮膚に散在するメラニン顆粒が燃えて火傷(ヤケド)するときの痛みのほうは相当強いので我慢できません。
この皮膚の火傷(ヤケド)は
機械の基本的操作
を守っているかぎり通常は起きません。
照射面のガラスが皮膚から離れたり「燃えかす」がこびりついていたりすると起きます。
すなわち、正しく操作していないという警告なのです。
連続して照射しているうちに痛みが強くなれば、なにか異常操作をしているのではないかとチェックできますが
麻酔で全ての痛みを除去してしまうと永久的に残る瘢痕をつくってしまう危険性があるのです。
もちろん、そのようなことのないように麻酔下でも気をつければよいのでしょうが少しでもリスクのあることは、私はすべきではないという考えです。
(麻酔下にアレキサンドライトで照射して瘢痕をつくってしまった例を私は知っています)
麻酔で全ての痛みを除去してしまうと永久的に残る瘢痕をつくってしまう危険性があると書きましたが、
足やウデのような広範囲を麻酔すること自体がとても難しいです。
そのような量の麻酔薬を投与することは非常に危険です。
数年前にワキガの手術で過剰投与してショック死した事故が東京でありました。
足やウデには両ワキよりも大量の薬が必用であるのは容易に理解してもらえることとおもいます。
「では、痛みの強そうなビキニとかヒゲだけ麻酔してください」という声が聞えてきそうですね。
ずっと以前になりますが二人ほどヒゲ脱毛で試してみたことがあります。
照射の痛みより麻酔注射の痛みのほうが強く、麻酔の腫れも数日残りました。
二人ともこりごりということで、その後は氷で冷やすほうがよいという意見で一致しました。

ジェリー状になった麻酔薬もあります。
もともとジェルを使うわけですから、うまくいけば便利です。
ビキニや肛門部、男性のヒゲなど相当たくさんのケースに試用してみましたが効果はありませんでした。
結局のところ、どうしても痛い場合には氷で冷やしながら、ゆっくりと時間をかけて照射するのが一番よいというのが現状なのです。
念のため書きますが、上記の内容は、あくまでもコヒレント社のダイオード機を使った場合のことです。
アレキサンドライトの場合には、毛根が燃える際の正常の痛みでも耐えがたいものがあります。
その場合にはリスクを承知のうえで麻酔せざるをえないこともあります。
2001年6月5日
渋谷高橋医院 院長 高橋知之
おまけです。
だいぶ前ですが、ある医学生から相談を受けました。
彼曰く:別のクリニックでロングパルスアレキサンドライトでヒゲ脱毛を受けていて効果がないので転院した。
とても痛みに敏感なので、先輩の麻酔科のドクターに相談したところペンレスという絆創膏状の麻酔テープがあって、
それを使えばよいとアドバイスされたのでお願いしたい。
私:私も一応現役の医者ですからそのような製品があることくらいは知っています。
知っていますが、きっと効かないとおもいますよ。
氷で冷やすほうがよほど合理的です。
その麻酔テープは採用していないので取り寄せるしかありませんが、数枚だけというわけにはいきません。
効かなくても購入したテープ代金は全額いただきますよ。
彼:アレキサンドライトのクリニックでは実費でわけてくれました。1枚500円でとても良心的なのに、ここはひどいですね。
私:(大人げないけどちょっと喧嘩腰で)役に立たないと信じる方法を患者さんに行なうつもりはありません。
イヤなら他所に行ってください。
彼:(ムカッとして)買えばいいんでしょ、買えば。何枚まとめて買えばいいんですか! 幾らですか。
私:買ったことがないので分かりません。実費しかもらいませんよ。先輩に聞けばいいじゃない。後で払ってくださいよ。(ああ、大人げない)

結局、50枚入りで3000円でした。(1枚60円、なんで実費で500円なんでしょう・・・)
3000円支払ってもらって何枚か使いましたが効果はゼロ。
最初は喧嘩腰でしたが、私の言い分が正しいとわかってもらえて、今ではほとんど全身を氷で冷やしながら脱毛しています。
今も薬品庫に残りがキープされていますが、この話題は二度とでてきません。 お互い触れないようにしています。-笑-






















