よくある質問 : 脱毛(トラブル等の疑問)
Q1. 妊娠していますが大丈夫でしょうか?
A1. 脱毛光線は身体に入るとすぐに減衰します。
皮膚の表面から3mmくらいしか届きませんから心配ありません。
ただし、JPSグループで使用している機械は脱毛効果を高めると同時に火傷(ヤケド)をおこさないように
ハンドピースを皮膚に対して強く圧迫させながら照射することをモットーにしております。
ダイオードレーザーを用いた脱毛の基本手技
を御覧ください。
したがって妊娠中の下腹部を圧迫するわけにはいきませんので産後までお待ちいただくことになります。
2005年12月25日
Q2. 避けたほうがいい時期(生理中等)はありますか?
A2. いつでも大丈夫です。
Q3. 私にはワキの下に小さなシコリがあって、副乳と診断されました。脱毛に支障はありませんか?
A3. まったくありません。
Q4. 二ヶ月程前に首(喉仏の隣)にアテロームができ切開手術を受けました。現在は、少し傷跡が赤い
かなという程度ですが、皮膚の下に縫い糸が残っています。 (見た目では分かりませんが、
担当医より言われました) その周辺の毛にレーザー照射しても問題ないでしょうか?
A4. 皮下の浅いところを縫合する際には通常は透明のナイロン糸を用います。
その場合には脱毛用レーザーを照射してもなんの問題もありません。
やや深いところを縫合する際には、場合によっては黒色のナイロン糸を用いる場合もあります。
その場合にはレーザーに反応するかもしれません。
レーザーに反応した際には糸が融けて結びが取れることになりますが傷口が開くということはないでしょう。
ひょっとしたら皮下で火傷(ヤケド)がおきて、しばらく赤みが引かないかもしれません。
Q5. レーザー脱毛は毛の黒い色に反応すると聞きました。ホクロが多いのですが、レーザー脱毛
できますか?
A5. 真っ黒なホクロであれば照射直後には火傷(ヤケド)してジクジクします。
ジクジクしたキズが治ればホクロが消えていたり、色がうすくなっている可能性もあります。
消えずにうすくなっている場合には次回の照射でも同じことが起きるかもしれません。
照射をくり返せばだんだんと色がうすくなりますが、そのたびにジクジクするわけです。
それが不快であれば、前もって、きちんとした方法でホクロ除去しておいたほうがよいかもしれません。
ホクロを避けてレーザーを照射するという方法もありますが、その場合にはホクロのすぐ横に生えている毛は脱毛できません。
Q6. 私は肌が弱いのですが、今まで顔を脱毛してトラブルが起こった方はいらっしゃいますか?
A6. アレキサンドライトを使っていた頃は、ときどき火傷(ヤケド)する人がいました。
火傷(ヤケド)防止のための皮膚冷却装置が内蔵されたダイオードに切り替えてからは、トラブルは相当に減りました。
といっても浅黒い肌の人に高出力で施術すると、
テスト照射では大丈夫だったのに本番では火傷(ヤケド)するという困った問題が残っていました。
温度コントロールできるP-NAIN2だとそのようなことはありません。
Q7. 私は敏感肌なのですが、そんな私でも顔の毛をレーザー脱毛することは出来るのでしょうか。
A7. 小範囲でテストするのは、それを確認するためです。
Q8. エステサロンで脱毛を受けていますが、私は肌が弱いので直に赤くなってしまいます。
A8. エステであっても病院であっても、強力な皮膚冷却装置がついた脱毛機で施術することが大切です。
そのうえで施術後にステロイド(副腎皮質ホルモン)含有軟膏を塗布すると火傷(ヤケド)などの肌トラブルを予防軽減することができます。
施術部位全体に薄く塗って、そのうえをサランラップで覆い、アイスノンなどで冷すと効果的です。
しかしエステサロンは病院のように医薬品を提供できませんので御自身で薬局にて購入して自宅で行なってください。
薬局では次のような軟膏が入手できます。
内容成分を調べた結果、お勧め順に
● ベトネベート (第一製薬)
● セロナ (佐藤製薬株式会社)
● リビメックス (コーワ)
● プレバリンα (ゼリア新薬)
● ワーボンプラス (田辺製薬)
● ドルマイコーチ (ゼリア新薬)
です。
御不明な点は遠慮なくお問い合わせください。
渋谷高橋医院 院長
Q9. アトピーで皮膚科に通っており、色素沈着している箇所もありますが大丈夫でしょうか?
また、プラズマとの効果の違い(肌に対する負担・脱毛効果)もお伺いしたいです。
医療機関だとレーザーがほとんどで、エステ系だとプラズマで価格も安いという仕組みも
よく分からないです。
A9. レーザー脱毛が始ったのは5~6年前ですが、メーカーは「これは医療用具ですから病院にしか販売しません」といってスタートし、
それを受けて病院は「医療レーザー脱毛」という言葉を盛んに使用するようになりました。
レーザー脱毛=医療、というような雰囲気になったのです。
一方 エステ側はそれに対抗して、「IPLはレーザーではありません。肌に優しい美容脱毛です」という表現を用いるようになったわけです。
レーザー脱毛機に比べてIPL脱毛機は構造がシンプルなので価格は半分以下です。
設備投資が安い分だけ施術料も安くできるのです。
毛が生えてこなくなるためには毛の再生工場である幹細胞が破壊されなくてはなりません。
確実に破壊するには強く照射するしかないのです。
そしてそうすればレーザーであってもIPLであっても火傷(ヤケド)のリスクが高くなります。
再生工場である幹細胞を破壊する行為は、使用する機械がレーザーであっても IPLであっても、
非医師が行なえば違法であるというのが最近の行政の考えのようです。
東京新聞 サロン店摘発記事を御覧ください。
同じ機械を同じ出力で同じ人の同じ部位に照射すれば医師が行なっても非医師が行なっても結果は同じですから、
月間エステティック新聞
にあるように私はレーザー脱毛やIPL脱毛が医師法違反であるというのはおかしいと考えています。
医師法違反にあたらないけれども火傷(ヤケド)を起こした原因が過失であれば、
業務上過失障害にはあたるかもしれません。
高出力で照射しても火傷(ヤケド)を起さないためには「接触式の強力な冷却装置」が必要です。
必要であることが分かっていてそれを実行しないのは過失以外のなにものでもありません。
医療機関であってもサロンであっても、レーザーであってもIPLであってもそれは同じなのです。
JPSグループで使用している脱毛機には接触式の強力な冷却装置がついていますので多少の色素沈着があってもまず大丈夫です。
まずは小範囲のテスト照射を受けられて御自身で確認納得されたうえでお始めください。
渋谷高橋医院 院長
Q10. 私はエステティシャンですが、ワキの光脱毛を希望して
いるお客様に写真のような湿疹があります。
施術して大丈夫でしょうか?
A10. 皮膚科などで適切な軟膏を処方してもらえば簡単に治るとおもいますが、
赤みのある状態で脱毛光線を照射することのリスクについては、
機械のハンドピースに内蔵されている
不要な波長をカットするフィルター
によります。
赤みの原因は炎症による毛細血管の拡張です。
血管の中に流れる赤血球のヘモグロビンの色なのです。
ヘモグロビンは580nm前後の光線を吸収しますので、その波長を含んだ光線を出す機械(
エステラックス、
フィシオフラッシュ
など)はリスクが高く、出さない機械(
コスモライト、
エステライト
など)はリスクが低いです。

いずれにしても出力を変えて数発のテスト証書を行なってから判断するのがよいでしょう。
光脱毛機はスポットサイズが大きいので数発といっても、それで火傷(ヤケド)すれば相当な面積となってしまいます。
写真のようにマスキングテープを貼って狭いスポットにしてからテストを行うのがよいでしょう。
テストで異常がなくて、お客様が希望するのであれば施術してもかまわないとおもいますが、
冷したジェルを皮膚にではなく
施術動画
のようにグリッドスペーサーにつけて施術することが大切です。
2003年12月27日
渋谷高橋医院 院長
Q11. 少し前に貴院でVラインのテスト脱毛を受けたものです。テストを受け、特に火傷等もなかった
ので本照射を決めました。渋谷に仕事後に通うのはきびしいな、と思い、結局は違う医院で受け
ました。(すみません・・・)
高橋医院でのテスト照射では14J、15J、16Jで試し、16のときは多少は痛かったですが我慢
できないほどでもありませんでした。
照射後1週間は特に赤くなることもはれることもなく、ボールペンの跡を消したらどこを照射
したのかよくわからないように、剃った回りの毛と一緒に少しずつ伸びていました。
ジェルをふき取るときに、燃えカスがティッシュについていたので、まったく反応しなかった
わけではないと思うのですが。 出力の違いも見た目には全然わかりませんでした。 本当に
どこに照射したのかわからなくなっていました。
1週間何ともなく、毛も抜け落ちず、引っ張ると抜けなかったので、弱かったのかなー?と思い、
別の病院に行きました。(高橋医院に不満があったのではありませんよ。)
その病院もコヒレント社のダイオードでまったく同じ機械でした。
カウンセリングの際にテスト脱毛のことを話し、その病院では14、16、18Jでテストし10分
後の様子を見て本照射することになりました。
その病院ではVラインはジェルをぬらないということで、そのせいか、16Jで結構痛く、18Jの
テストは止めてもらいました。
10分後、ドクターと相談し、16Jでも結構反応しているので、15Jでやって見ることになり
ました。 (14Jでは痛みをほとんど感じませんでした。)
照射を始めると、テストと違い、連続でやるので思ったより痛く、毛も、燃えカスとして表面に
たくさん出ていました。 照射後はひりひりして赤く膨らみ、ステロイドをもらってぬって
います。 次の日にはひりひりは収まりましたが、まだ、湯船に入るとひりひりしています。
それに、腫れと赤みは引いてきたのですが、火傷の
ようなものがぶつぶつたくさん残っいます。
写真は照射後3日目です。 かなり目立つのがわかると
思います。
これは直るのでしょうか? ステロイドは朝晩2回、
薄くのばして塗っています。
また、これは出力が強すぎたのでしょうか?
テストでは大丈夫だったので不思議です。
6月からプールに入らなければならないので心配です。
本来ならば、照射した病院に相談しなければならないのですが、突然このような長メールを
送ってしまい、すみません。
よかったらお返事ください。
A11. 同じ機械を同じ設定で同じように操作すれば、(効果の面からも副作用の面からも)同じ結果が得られるというのが私の考えです。
ではどうしてこのようなことが起きたのでしょうか。
まず出力について考えてみましょう。
当院で14・15・16とテストをして「弱かったのかなー?」と感じられたとのことです。
テストの目的は効果の確認だけではなく、副作用が起きないということを確認することでもあります。
16ジュールで副作用がなく効果が乏しいという情報があるのですから、
そのクリニックが、なぜ更に低い15ジュールを選んだのか判断に苦しみます。
(当院のデータが信用されなかったのでしょうか・・・)
そのような低い出力ですから、それが火傷(ヤケド)の原因とは考えられません。
現に、左側では起きていません。
右側だけに起きたということは、その側だけ違う操作が加わったと考えるのが自然です。
同じ機械を同じ設定で同じように操作すれば、誰がおこなっても得られる効果や副作用も同じだというのが私の考えです。
通院の都合などで別のクリニックで受けることを私は不愉快と感じませんから御安心ください。
(御承知のように、現に、HP上でいくつかのクリニックを紹介しています)
今回の場合、同じ機械で同じ(やや弱い)設定ですから操作方法に問題があったと考えます。
LightSheerという脱毛機はとても優れた機械ですが、やはり操作するうえで守らなければならない基本的なことはあります。
ダイオードレーザー(LightSheer)を用いた脱毛の基本手技
を御覧ください。
機械を立ち上げると最初に「照射口をきれいに拭くこと」という警告が現れます。
この警告を守ることは基本中の基本なのですが、これを守らなければ、毛の「燃えかす」が照射ガラスにこびり付きます。
こびり付いたままで照射を続けると、次々と火傷(ヤケド)が起きるのです。
繰り返すほど「燃えかす」は乾燥して、ガラス面から落ちにくくなっていきます。
照射面と皮膚の間の乾燥した「燃えかす」に含まれる空気層が益々火傷(ヤケド)をひどくしていきます。
アイスパックvs冷却ジェル
を御覧ください。
今回、まさにこのことが起きたのです。
ジェルをつけなかったとのことですが、もしジェルをつけていれば、
「燃えかす」はガラス面から剥がれやすく、
また、空気層もできませんから火傷(ヤケド)はもっと軽かったと推測します。
「照射口を拭くこと」の重要性は、この機械が発売された当初から現在に至るまで、どのバージョンのマニュアルにも書かれています。
またジェルの必要性は最新のバージョンには記載されています。
(私が監修しました)
幸い照射出力が低かったので、この火傷(ヤケド)は永久的な瘢痕を残すことはないでしょう。
写真では赤い部分と黒い部分があります。
赤い部分は、あと1週間くらい続きますので、その間はステロイド剤を使用し入浴(湯船)は中止です。
(シャワーは可です)
赤みが取れて黒くなればステロイドは中止してください。
急性の炎症が治まったということですから使用する意味がありません。
長期使用は薬害の方が心配です。
黒い斑点は一時的な色素沈着です。
1ヶ月程度で相当軽減するでしょう。
完全に消失するにはもうしばらくかかるとおもいます。
完全消失までは厳重な紫外線対策が重要です。
紫外線にさらすと永久的な「シミ」として残る可能性があります。
それさえ気をつければ後遺症は残りませんし、脱毛を再開することも問題ありません。
渋谷高橋医院 元院長 高橋知之
Q12. 友達は、アトピーでステロイド系の軟膏を使っていて,ちょうど10年後、副作用が出て顔を
真っ赤にしていました。
そのような副作用があるのではないですか。正確に教えてください。脱毛するならできるだけ
理解をしておきたいですので、よろしくお願いします。
A12. アトピーのような慢性疾患では数年にわたって塗りつづけますから薬の副作用が問題になります。
脱毛の場合は火傷(ヤケド)予防のための一時的なものですから副作用を懸念することはありません。
使用しないことによって火傷(ヤケド)が起きるほうが身体に悪いのです。
Q13. 薬局で購入したステロイドの注意書には、広範囲または長期使用しないようにと書かれて
います。 ステロイドは副作用が強いので使用してはいけないと何かで読んだこともあります
が・・・。
A13. 渋谷高橋医院では「デキサンG」というような強力なステロイド軟膏をお出ししております。
市販ステロイドはそれに比べて遥かに弱く、
医師としてはもっと薬効の強いものが望ましいと考えておりますが処方箋なしで購入できないのが現状です。
市販ステロイドには確かに長期連用しないようにという趣旨の注意が書かれています。
ここでいう長期連用というのは数ヶ月から数年を想定したものですので、
光脱毛やレーザー脱毛後の1~2週間の塗布は「短期でかつ非連用」とお考えください。
また「広範囲」というのは全身に近い患部を想定した説明です。
結局、「全身に近いような広範囲に何ヶ月も塗らないでください」という意味あいで、
これはアトピー性皮膚炎などの慢性全身性疾患を想定したものです。
私が調べたものの中には
「患部をラップフィルムなどの通気性の悪いもので覆わないでください」
という記載もありました。
フィルムで覆うと薬剤効果が何倍にも上がりますのでこのように記載されているのですが、
申しましたように市販されているステロイドの薬効は弱いですので、
逆にラップでの被覆をおすすめいたします。
(私はデキサンGでさえ被覆しております)
ただ、デキサンGであれ市販の弱いステロイドであれ、必ず使用しなければいけないというものではありません。 渋谷高橋医院でも「ステロイド=悪」といった先入観を持っている人がときどきいらっしゃいます。 ステロイド軟膏の短期使用は脱毛の副作用を軽減しますが、 もともと副作用は一時的なものですので、使用しなくても長期的問題はありません。 念のためステロイドは使いたくないという人にまで強要するものではありません。 使用するかどうかはあくまで御本人の選択にお任せします。
Q14. ロングパルスアレキサンドライトレーザーでワキの脱毛を受けています。アトピーで敏感肌の
ため弱い照射なのかもう15回目です。それでもまだ、まばらに生えています。 まだしばらく
かかると病院の人にも言われました。最初の説明では5,6回のような事を言っていたのに・・・。
1度脱毛をした後にしこりのようなものが出来て、凄く痛くて1~2週間直りませんでした。
そこのクリニックに行き先生に見てもらったのですが、原因はわからないと言われしばらく
様子を見てくださいと言われました。
そのうち治ったので良かったのですが、その事があってから、回数が多すぎる事も含め不信感が
あります。
今は腕の脱毛がしたくて良いところを探しています。あるエステで使っているFP600+という
機械は永久脱毛出来るのでしょうか?
広範囲出来て痛みも少なく医療用レーザーより良いと書いてありますが・・・。 アレキサンド
ライトレーザーとダイオードレーザーとそのエステで使っているものだったらどれが1番
お勧めですか?
A14. 「FP600+」というのは、
AMERICAN MEDICAL BIO CARE Inc.
にあるようにスウェーデンの会社が造っている光脱毛機です。
性能に関してですが「ロングパルスアレキサンドライト」とを比較すると、「FP600+」のほうが劣ります。
その理由は、「600+」というように、600nm以下の波長をカットするフィルターを使った光脱毛機ですから、
逆に言えば、600nmより上の波長が出ているわけです。
「+」はフィルターを通過する波長を意味しているのです。
一方、「ロングパルスアレキサンドライト」の波長は755nmです。
ここで600nmから755nmの間の波長が問題となります。
この波長(特に600台の波長)は
光脱毛について
で書いたように火傷(ヤケド)しやすいので使用するには問題なのです。
波長以外のスペックでは、「ロングパルスアレキサンドライト」のスポットは直径10mmの円形で非接触式、
「FP600+」のスポットは9x35mmくらいの長方形で接触式です。
宣伝どうり一度に広い面積を処理できそうに思われるかもしれませんが、
前者は1秒に1発、後者は3秒に1発の照射間隔です。
結局10分間とか20分間とかの間に処理できる面積はかわらないのです。
それよりも問題は、このような細長い接触式のハンドピースを口回りやヒジやヒザ周辺の起伏の激しい部位に使用すると、
ガラス面のどこかが浮き上がり火傷(ヤケド)するということです。
光脱毛であってもダイオードレーザーであっても接触式脱毛機を使用する際の基本的注意事項は同じです。
ダイオードレーザーを用いた脱毛の基本手技
をお読みください。
(先日、エステ用の脱毛機を調べにイタリアの
展示会
に行ってきました。
ものすごくたくさんのヤグレーザーと光脱毛機があったのですが、
そのなかでオプションとして9×9mmのハンドピースを用意している光脱毛機のメーカーがありました。
こんな小さなものをどこに使うのかと質問したところ、
「口回りですよ、狭いですからね」
との答えでした。
「おぬし、なかなかやるな」
と関心したしだいです)
現時点では、やはり冷却装置のついたコヒレント社のダイオードに勝るものはないと確信しております。
2001年6月5日
渋谷高橋医院 院長 高橋知之
Q15. 私は皮膚の色は白い方で毛は黒く太いのですが、CoolGlideの東洋人に対する効果を臨床研究
済みであるというクリニックに通い始めました。 ひざ下は2回目、ひじ下とわきは1回目を
終えて1ヶ月半ほど経つ現在、全体に毛の量が減り伸びてきた毛も細くなったと感じています。
照射時の痛みは想像以上で、特に骨に近い手首や指は麻酔クリーム無しでは耐え難く涙が出る
程でした。(出力は確認できませんでした。)
しかし一番の心配事は、照射後指など一部の血管に血栓ができたり、施療部位がむくむといった
症状が出たことです。腕には所々打ち身のような黄色いあざもあります。
事前にCool Glideの製造元であるAltus社のページで、Vascular lesions(血管拡張症?)の治療
にも有効であるといった記述を確認してはいたのですが、脱毛目的の照射でそのような症状が
出るとは予想していなかったので大変不安になりました。当のクリニックに相談したところ、
血栓は次第に無くなる、次回からは血管を逃しながら照射することで血栓は避けられるという
ことでした。しかしこれまで私のような症状が出た患者は経験がないという説明に依然不安が
残り、別の病院の血管外科でエコーの撮影と診察を受けました。結果、手の指の血栓とは別に、
片方のふくらはぎに初期の静脈瘤がみつかり(レーザー照射後できたものかは分かりません。)、
循環器の専門医の立場からは血栓の心配のあるレーザーによる脱毛は薦められない、という
見解でした。
----- 中略 -----
そこで先生のご意見をお伺いしたいのですが、ダイオードによる脱毛で血管やリンパ腺に
影響を与えたり、静脈瘤を悪化させるといった可能性はありますか?
(御本人の了解を得て、迷惑のかからないように一部修正しました)
A15. CoolGlideに限らず、私どもが使っているCoherent社のダイオードもHPの
ダイオード対決
でのPalomar社SLPも、Vascular lesionsの治療承認をFDAから取得しているようです。
(Vascular lesionsとは白人女性に多い下肢の表在性の静脈瘤のことで、一般のアメリカ人はleg veinというようです)
この治療のターゲットは酸化ヘモグロビン(赤い色素)です。
血管の中の赤血球を破壊して血管を潰そうというわけです。

この吸収度の図でわかるように、酸化ヘモグロビンは約600nmよりも短い波長の光をよく吸収し、
それより長い波長の吸収率はよくありません。
これを利用して毛細血管拡張症などの「赤い病気」には吸収のよい585nmのダイレーザーなどを使うのが一般的です。
ダイオードやヤグ(正式にはNd:YAG)の波長では「赤」への吸収度は低いですから、
なぜVascular lesionsの治療に使うのか私には理解できていません。
何回かメーカーから説明を受けたのですが、
私の関心度が低いためか(頭が悪いためか)今一つ理解できずにおります。
理解していないのは私の問題であって、別の病院の専門医がエコー検査をおこなっての診断ですし、
「打ち身のような黄色いあざ」
というのも静脈が破れて内出血した結果と考えられますから血栓症が発生したことは間違いないでしょう。
ダイオードでもヤグでも、赤血球にも反応することがあると仮定して(あなたの場合は仮定ではなく現実に反応したのですが)、
脱毛する際にそれを避けるにはどうしたらよいのでしょうか?
Coherent社(現Lumenis社)のLightSheerダイオードもPalomar社のSLPダイオードも
冷却装置が組み込まれたハンドピースで皮膚を圧迫しながら照射することの重要性はすでに
ダイオードレーザーを用いた脱毛の基本手技
で述べております。
(実際に脱毛する際には「照射漏れ」を防ぐために赤いペンで皮膚に印をつけて、
その上から照射していますがペンの部分が火傷(ヤケド)したという経験はありません)

強く圧迫すればするほど皮膚の中の毛根が横になって皮膚表面に近づき脱毛効果があがるわけです。
必要がないとおもって今まで触れませんでしたが、圧迫にはもうひとつメリットがあります。
圧迫することによって、血管が押しつぶされて赤血球が照射野から排除されるのです。
血管そのものにはレーザーに反応する色素がありませんから、
貴方が経験したような障害を受けることはないわけです。
問題はCoolGlideで皮膚を圧迫しながら照射できるかどうかです。
メーカーのCUTERAホームページ
にCoolGlideのハンドピースの写真があります。

写真はそのHPから拝借したものですが、
CoolなハンドピースをGlideさせながら照射する、すなわち接触式の機械のような印象を受けます。
しかしながら、接触しているのは冷却装置(B)だけで照射面(A)は非接触式です。
レーザー光線が照射される範囲の血管は圧迫されていません。
赤血球が充満していますからレーザーに反応することは十分に考えられます。
最初に示した吸収曲線をもう一度みてください。
アレキサンドライトでのメラニンの吸収度(M1)と酸化ヘモグロビンの吸収度(H1)を比べると、
M1が1000であるのに対してH1は10しかありません。
同じようにヤグ(Nd:YAG)をみるとM3とH3は200:20程度の開きしかありません。
ヤグレーザーではメラニンの吸収度が落ちるために、
同じ効果を得るためにはアレキサンドライトの4~5倍の出力が必要であることは
レーザー出力
で述べました。
絶対値は4~5倍の違いがあるにしても、
アレキサンドライトではメラニンに反応する強さの100倍の出力で照射しないと赤血球には反応しないけれども、
ヤグでは10倍程度で反応するということなのです。
(安全域が狭い)
アレキサンドライトやダイオードの場合には照射漏れを防ぐために
赤いペンで皮膚に印をつけて照射しても問題はないけれどもヤグでは危険なのかもしれません。
今回のトラブルで得た教訓は、皮膚を圧迫せずに照射するタイプの非接触式脱毛機では
(あるいは接触式のダイオードであっても圧迫不足であれば)、
FDAから治療承認がある機械であるからには血栓をつくる可能性がある、とも言えます。
(静脈血栓症はとても恐ろしい病気です。
血栓が肺や脳に流されて梗塞が起きることがあります。
長時間の飛行機旅行で「エコノミーシート症候群」のために空港についた途端に死亡したというようなニュースもありました)
特にそのリスクはヤグレーザーで高いわけです。
非接触式のヤグレーザーは医療機関よりもエステにたくさん出まわっています。
火傷をつくっても一時的な場合がほとんどです。
脱毛効果がなくてもお金を損しただけですが血栓症は命にかかわる合併症です。
そのような可能性もあるということを経営者やエステシャンは認識していて欲しいとおもいます。
Q&Aの場を借りて警鐘を鳴らさせていただきます。
2001年7月17日
渋谷高橋医院 院長 高橋知之
Q16. 2007年8月・月刊メディカルエステティック9月号(毛乳頭と皮脂線開口部を破壊しません)
という記事で、ダイオードは毛乳頭を破壊してしまうとあり、ショックを受けています。
私の体は大丈夫なのでしょうか。 これからも脱毛をしたいと考えていますが、先生、もう
ダイオードでの脱毛は中止したのでしょうか?
A16. 毛乳頭はヘアサイクルの過程において、自然消滅し、幹細胞から次世代の毛が生じる過程において再び発生してきます。 自然に消滅するものを意図的に消滅(破壊)させても、 短期的には痛いし腫れやすいということだけで、長期的見地からは身体には何の影響もありません。
Q17. 日焼けをしてしまいました。脱毛できますか?
A17. 日焼けをされた場合は、皮膚の色が元に戻るまで照射をお受けできません。
日頃から日焼けには十分注意していただき、
フラレンCリスベール を脱毛部位に塗布してください。
Q18. 白髪には脱毛できますか?
A18. 光脱毛機は黒い色素に反応する性質ですので、白い色素には反応いたしません。
Q19. ケガをしてしまいました。照射できますか?
A19. 傷口などには照射できません。






















