最新式のケミカルピーリング ~サリチル酸マクロゴールピーリング~
ケミカルピーリングは近年、だれもが一度は耳にしたことのある美白・美肌術で、手技も簡便なことから導入している施設が数多くみられます。
ピーリングとは英語で剥ぐ(peel)という意味をもつ言葉です。
さまざまな化学(ケミカル)薬品を皮膚に塗布し、症状に合わせて皮膚の角質層 表皮 真皮を剥離することで皮膚の再生を促し、皮膚の若返りをはかります。
シミ、くすみ、シワ、ニキビ(跡)、脂漏性皮膚炎などに効果があります。
もともと古代エジプトやローマの時代から、ヨーロッパを中心に行われてきた古い美顔術の一つです。
使用する薬品
使用する薬品には
アルファハイドロキシ酸 (AHA) --- グリコール酸などのフルーツ酸
トリクロロ酢酸 (TCA) --- ブルーピーリング
フェノール
などがあり、下のものほど皮膚の深い層まで剥離します。
また同じ薬品でも濃度が高いものほど皮膚の深い層まで剥離します。
これまでは主に白人の間で行われていましたが、AHAを用いたマイルドなピーリングが開発され、 有色人種でも色素沈着や瘢痕形成を生じる危険の少ない方法として流行し始めました。
2004年には日本皮膚科学会によるガイドラインも策定され、世の中に普及し続けています。 その中でも、サリチル酸マクロゴールピーリングは、近年上田説子先生により考案された 新しいピーリングでその簡便さ、効果の高さから、日本の皮膚科医の間で爆発的に広まっています。
そもそもサリチル酸というものは角質を柔らかくしたり、溶かす作用をもっています。 今まではこれをエタノールに溶かしていたものしかなかったのですが、アルコールが蒸発するために保存や取扱が難しく、 またアルコールそのものが皮膚に刺激を与え、容易に吸収されてしまうことからあまり普及しませんでした。 ところが、エタノールをマクロゴールという基材に変更したところ、 血中にサリチル酸を吸収させることなく安定して角質層に留まらせることが可能になり優れた結果を得られるようになったのです。
グリコール酸ピーリングとの最も大きな違い
グリコール酸ピーリングとの最も大きな違いは、その簡便さです。 グリコール酸ピーリングは2週間に1回の施術が必要だったのですが、サリチル酸マクロゴールピーリングは月に1度で大丈夫です。 しかも施術時間もグリコール酸ピーリングよりも大幅に短縮されています。 またグリコール酸ピーリング特有の、術後の不快感が一切なく直後からお肌のつるつる感を実感していただけます。 赤みが出る頻度も低く、ニキビに対する治療成績もグリコール酸ピーリングよりも良いという報告が多いようです。 ただし、グリコール酸ピーリングは細かく濃度設定を行えるために瘡蓋を形成したりすることは皆無なのですが、極めてまれですが、 サリチル酸マクロゴールピーリングは予測不可能な小さな瘡蓋を作ることがあるのが唯一の難点です。
症状やライフスタイルに合わせてどちらを選ぶのかが重要になると考えます。






















