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  3. 洗顔石鹸(せっけん)選びのポイント

石鹸の種類

広辞苑には石鹸の定義として、

「(soap) 動植物油脂に水酸化ナトリウムを加え、煮沸・攪拌し、食塩を加え塩析して製する洗剤。
普通の石鹸の成分はパルミチン酸・ステアリン酸など高級脂肪酸のナトリウム塩。
広義には脂肪酸・樹脂酸などの金属塩を総称。
洗濯・化粧・薬用・工業などに用いる。シャボン。」

とあります。
洗顔専用の石鹸には洗濯目的のような漂白剤は不要でしょうし、薬用のような消毒剤の添加も不要でしょう。
目的に合わせて成分も変わってくるはずです。
石鹸共通の成分と目的に合わせた付加的な成分があるわけです。

スキンケアにおける洗顔石鹸の位置づけ

洗顔石鹸は、日々のスキンケアの一番最初に用いるものです。
石鹸で汚れやお化粧、皮脂を洗い流します。
そのままでは皮膚は乾燥してしまいますので、化粧水、ビタミンC誘導体ローションと順に皮膚に有効な成分を補っていき、 必要に応じて、トレチノイン軟膏、ハイドロキノン軟膏と治療に進みます。

ビタミンC誘導体ローションの頁でも述べましたが、一般的に皮膚に用いるものは

  • 1) 成分の効果が十分発揮される
  • 2) 使用感が良い
  • 3) 肌に刺激を与えるものを取り除き、必要最低限の物質で構成される
  • 4) 製品が安定しており、有効期限が長い

私は以前勤務していた大学病院や総合病院で、難治性のアトピー性皮膚炎や慢性湿疹の患者さんを数多く診察治療してまいりましたが、 それらの疾患の原因あるいは誘因として石鹸やシャンプーなどが想像以上に多かったことを記憶しております。
原因が石鹸やシャンプーだということになれば、さらにその中のどの成分に反応しているのかを調べるために、 全ての成分を個別に皮膚に貼るパッチテストという方法で原因物質をさがしていきます。
最近の市販されている石鹸やシャンプーは、2)の使用感を追求するあまり、アロマ効果があったり、 ハーブが入っていたりと、余分な成分が数多くはいっています。
パッチテストの結果、石鹸に必須の成分にではなく追加された余分な成分に反応している患者さんがたくさんいらっしゃることが判りました。
(ほとんどの石鹸に余分な成分がはいっています。余分な成分で他の石鹸との差別化をはかるというのが業界の習わしのようです)

結論としては、そこそこの使用感も大切なのですが、やはり肌のことを考えると、 3)にあるように必要最小限の成分のみで構成するのが一番良いという結論に達します。

石鹸(ソープM)の開発

私は以上のことを踏まえて、「子供にも安心して使える石鹸」というのをイメージし、ソープMをつくってみました。
泡立ちや使用感を損なわず、必要最小限に構成成分を絞りこみました。
できあがった成分は石鹸と、水、人体に無害なP-リボーンにも用いる酸化チタン、それに、エチドロン酸とポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコール。
これのみです。

ソープM

御使用になられての御感想・御意見をどんどんお寄せください。
成分の配合変更によって使用感を変えることもできます。
より良い製品に改善していきたいとおもっています。

文責:東京 渋谷高橋医院 高橋貴志

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