老化と真皮の構造
シワやたるみは一口に言って加齢による肌の老化現象によっておこるものです。
主な原因は、真皮の潤いや弾力性の低下です。
そのもとを探ると、年齢の上昇によっておこる、コラーゲン繊維や弾力繊維の質量の異常、量的な異常です。
なぜ真皮がシワやたるみに関係が深いのか、構造を交えながらもっと詳しくご説明いたします。
真皮は皮膚の中でも、深いシワやたるみにとても関係の深い場所です。
真皮は表皮の内側に存在し、部位にも異なりますがアジア人の顔だと約2~3mmと表皮の約10倍の厚さがあり、皮膚に強靭さや弾力性をもたらします。
真皮の重量あたり約70%を占めるのがコラーゲンタンパク質です。
コラーゲンが基となる約0.02mm~0.1mmのコラーゲン線維(膠原線維)が網目の様な状態で真皮内に存在しています。
コラーゲン線維はタンパク質の中でも丈夫な線維で肌に強靭性をもたらしています。
コラーゲン線維の間にゴムのバネのように張り巡らされているのが、エラスチン線維(弾力線維)です。
コラーゲン線維を支えていると考えられています。
エラスチンはタンパク質のプエラスチンや多糖類などから構成されており、重量あたり約2%と少なく、
太さも約0.01㎜と細いのですが、弾性がありおおよそ1.5倍ほど伸びます。
このエラスチン線維が肌の弾力性をもたらしているのです。
このコラーゲン線維とエラスチン線維の間は基質と呼ばれるゲル状の液体で埋められています。
基質は主に糖蛋白とプロテオグリカンから構成されており、細胞の成長、接着、分泌などを整えています。
糖蛋白は2~15%の糖を含んだ分子量15~25万の物質であり、これらの分子が水分を保持したり、
コラーゲンやエラスチンと結合して線維を安定化することによって皮膚は潤いと柔軟性を獲得しているのです。
プロテオグリカンは軸蛋白にムコ多糖類が多数結合した巨大な分子で、
中でもムコ多糖類にはヒアルロン酸とデルマタン硫酸が多く存在しています。
ヒアルロン酸は水分の保持に関与し、デルマタン硫酸は線維の支持や他の基質の維持に働いています。
この様に基質は水分保持や潤いを保つために重要な役割をしているのです。
そしてこの強靭性、弾力性、柔軟性や潤いといった肌の若々しさを保つ為に必要な
コラーゲン・エラスチン・基質を作り出す(合成)のが真皮の中に存在する線維芽細胞です。
線維芽細胞はこれらの物質を作るだけではなく、分解処理をおこなう事によって真皮のコンディションを保ってくれるのです。
線維芽細胞による合成と分解はコントロールされていてバランスがとれています。
しかし、線維芽細胞が加齢によって衰え働きが弱り、分解に対して合成が下回ってしまうと、肌の弾力や潤いが失われ、
シワ・たるみといった肌老化の症状が進行してしまうのです。
このようにシワやたるみには、真皮層の状態が大きく関係しているのです。
詳しくは、
皮膚の構造
をご覧ください。
















